リアブレーキ移植・挫折の巻

  カブの開発者や詳しい人には「そんな事当然だろう」と思うような事でも、表に出てこないために私みたいなヘボは実際にいじり倒して挫折感を味わって思い知らないと事実を知る事が出来ない、なーんて事がママある訳でして・・・そんなくだらない事かも知れないけれど、やってみて「おもしろそうジャン」なんて東京弁を語ってみながら自滅した記録でございます。
  実験・PressCub50のリアブレーキとリム、フランジだけをボルトオンでSuperCub50,70,90に移植できるかどうか。

結論:ボルトオンでは無理だねぇ〜
ってのじゃ面白くないので、顛末を少々。

 

 
PressCub50のダンパー部分。
 
SuperCub70のダンパー部分。
  この部分だけまず見て、「ああ、やばいかな〜」とは思ったんですよ。ハブの大きさが違う、即ちアクスルシャフトの太さも・・・というわけなのでございますよ。
 
  ダンパーを並べてみると、その大きさの違いがよーく分かります。右側がPressCub50。
  ブレーキドラム部分。PressCub50は過剰なほどの大きさをしているので御座います。
  フランジの部分。左側がPressCub50。ここの形状が明らかに違いますから、ホイール・ハブのみを交換とはいきません。少なくともフランジも同時交換となるでしょう。
  そのスプロケ側。左側がPressCub50。話はそれますが、歯の丁数もまた見た目から違います。それだけ低速に振ってあるのが分かります。 
  となると、スプロケの大きさが違うのだから、チェーンカバーもまた元の物を使うわけには御座いませんでしょう。
  というか、一応そこまで交換してみようとここまで外してみたんですけど、実際試してみたらフランジはつかなかった・・・原因は、SuperCub70のスイングアームのフランジ取り付け穴がちと小さかったのでした。
  ちうわけでPressCub50のほうが幾らか大きいので御座います。そのままではPressCub50のものをSuperCub70、並びに50、90には付けられないので御座います。 
  でも、ただ単に同じ(に見える)スイングアームの穴の大きさが違うだけなので、穴を削るなりして広げてしまえばつくでしょう。
 

  結論として、ただ単に移植のボルトオンは無理です。削りが入ります。しかし、ぶるじょわじぃにいくらでも銭を掛けられるというのならば、スイングアームから移植してしまえばいいと思います。そうすりゃPressCub50の、まるでスケート選手のようなたくましい足回りが手に入るので御座います。


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